スギ花粉の候、目ショボショボ大仏2号です。
ここ数日間、何故かハブメンテの修理が毎日続いており、雪の降る中、振れ取り台で車輪をクルクルといった具合のアナログ修理ばかりしておりました。
修理って感じで良いのは良いのですが、寒風の中鼻水を垂らしながらホイールをクルクルしてるストリートな姿には、「にーちゃん何やってんの?」と声をかけずにはいられないのは否めませんです。はい。
そんなアナログな中でもデジタル化は進んでいるのです。ポケモンはデジモンになったように。
世界のシマノの電動変速機はPCに接続して調整やセッティングを出すといったように、まるで車!。そんなシステムを見てみたい人はぜひプロショップに足を運んでみてくだい。
さて、ワタクシにもこんな工具たちがあります。
先ずデジタルノギス。
商品名はデジタルカーボンノギスだったかな。どう見てもプラだと思うチープ感で、精度もそれほど良くもなくといった具合です(値段も激安!)
ですが、これが意外と大活躍なのです。
大仏の出張修理で外せないことがありまして、それはズバリ工具の軽量化なのです。大仏バイク号に積むことはもとより、工具を運び入れないといけない場面も多く、軽いにこしたことはありません。これは電設屋さんあたりでも共通ではないでしょうか。
しかし軽いだけではダメで、かつコンパクトであり高精度で丈夫であれば言うことはありません。そんなこんなで工具探しは永遠の課題なのでありますが、ノギスは今のところコレに落ち着いております。精度はイマイチなので結局アナログノギスで測り直すこともありますが、ざっくり測るにはもってこい!しかもチョー軽量!
しかし、アナログノギスと予備電池を持っていたら本末転倒では?ということはグッと堪えております。
お次はコレ、トルクレンチです。
昨年仲間入りしたこ奴は、値段の手頃なものが多いPWTという台湾メーカーでです。たしかこれも12000円ほどだったかと思います。
全然知らないメーカーでしたが、知らない間に色々と商品が出てました。OEM供給しているようで結構信頼できそうなので試しに購入した一品です。
何が惹かれたかというと、デジタルでこのコンパクト感!しかも軽いし、精度も十分といった具合なのです。実際使ってみると、現在かかっているトルクが標示され、もちろん設定トルク近づくとピーピーと警告してくれる優れもの。アナログのトルクレンチとは全く別物の感覚です。ただこれも電池切れになったらただの役立たずなので予備電池、もしくはコンビニに走らなければなりません。しかしママチャリ修理に使うことはないので、出番が少なく電池は抜いているので本末転倒感はありません。それでも予備電池を持っていたとしても、同等レベルのアナログレンチに比べるとかなりの軽量っぷり、すごい技術の革新ではないでしょうか。
(実際にはママチャリでも適正トルクは設定されております。しかしながら整備士さん達は感覚で覚えているので使う人は皆無かと思います)
最近のロードバイクブームもあってか、ホームメカニックの人でもトルクレンチを購入されているようです。5000円ぐらいの物がよく売れているようですが、校正できないものがほとんどなので、校正に出せるこのPWTはなかなか良いように思います。
証明書も付いてました。
ビット仕様ですが、変換アダプターも付いてたのでソケット派の人でも問題なく使えます。
そうこうしてるうちにパークツールからこんなの出てました。
おお、軽そうではないか!コンパクトではないか!丈夫そうではないか!
と思ってしまうとキリがないので見なかったことに・・
こんなのも出てました。
決してPWTの回し者ではないのですが、またまたPWT製で、なんとお値段1398円也。12Nmまで測れるようです。もちろん校正はできないでしょうが、これこそホームメカニックユーズにもってこいではないでしょうか。
かといってきちんと適正トルクで締め付けたとしても、カーボンバイクでは結構滑ったりするので
結局このようなカーボンが滑らないようにするコンパウンドグリスが必要になったりするわけですが、締め付けてポキッてことなんかにならないようにトルクは保ちたいもんですね。
話がかなーり脱線してしまいましたが、デジタル化の波はどんどんやってきます。我が家のダイニング用アナログTVは、デジアナ変換で去年まで粘っておりましたが時代の波には抗えませんでしたし。
兎にも角にも、自転車ブームのおかげか、自転車整備工具もどんどん参入してくれるのは有り難い限りではあります。
出張修理屋しか楽しめないネタになってしまいましたが、こんなん便利ですよーって物があったらご一報頂けると嬉しいです♪
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